初七日法要とは|数え方・何時から・繰り上げ初七日の流れと喪主の挨拶例文

初七日(しょなのか)は、亡くなった日を1日目として数えて7日目に営む、最初の法要です。いまは、遠方の親族が何度も集まらなくてすむように、葬儀・告別式と同じ日にまとめて行う「繰り上げ初七日」「繰り込み初七日」が主流になっています。

このページでは、初七日の数え方、当日の流れと時間の目安、喪主の挨拶の例文、香典やお布施の考え方、そして初七日のころまでに済ませておきたい役所の手続きまでを、ご葬儀のあとの相続手続きをお手伝いしている行政書士がまとめました。

この記事の要点

  • 初七日は「亡くなった日を含めて7日目」。月曜日に亡くなったら、その週の日曜日です。
  • 葬儀の日に一緒に行うか、7日目に改めて行うかは、ご家族と菩提寺・葬儀社で決めます。決まりはありません。
  • 喪主の挨拶は1分ほどで十分。参列へのお礼と、会食のご案内を伝えます。
  • 初七日のころは、死亡届(7日以内)や年金・健康保険(10日〜14日以内)など、期限の短い手続きが重なります。

初七日とは

仏教では、亡くなってから四十九日までの間、7日ごとに供養を重ね、四十九日で忌明けを迎えると考えられています。その最初の節目が初七日です。故人を思い、ご家族が少し落ち着いて手を合わせる日でもあります。

なお、浄土真宗では、亡くなるとすぐに仏さまのもとへ往生すると考えるため、初七日は故人をしのび、教えに触れる日として営みます。呼び方や考え方は宗派によって少しずつ違いますので、菩提寺がある場合は、まずお寺に相談するのが安心です。

初七日の数え方

亡くなった日を「1日目」として数えます。つまり、亡くなった日の6日後が初七日です。

亡くなった曜日初七日
月曜日日曜日
火曜日月曜日
水曜日火曜日
木曜日水曜日
金曜日木曜日
土曜日金曜日
日曜日土曜日

地域によっては、亡くなった日の前日から数える(初七日が1日早くなる)習わしもあります。親族の間で考え方が違うこともありますので、迷ったら菩提寺か葬儀社に確認しましょう。

いつ行う?3つのやり方と選び方

いまは、次の3つのやり方から選ぶのが一般的です。

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やり方行うタイミング向いているご家族気をつけたいこと
繰り込み初七日(式中初七日)葬儀・告別式の中、火葬の前高齢の参列者が多い、全体の時間を短くしたいお寺や宗派によっては行わないことがあります
繰り上げ初七日火葬のあと、式場や斎場に戻って同じ日に済ませつつ、本来の形に近く営みたい火葬のあとに移動があり、1〜2時間ほど長くなります
7日目に改めて行う亡くなった日を含めて7日目近くに親族が住んでいる、菩提寺の考えに沿いたい平日になることが多く、もう一度集まる必要があります

どれが正しいということはありません。葬儀社との打ち合わせの際に「初七日はどうしますか」と聞かれることが多いので、その場で、参列する方の負担とお寺の考えを合わせて決めておくと安心です。

初七日は何時から?当日の流れと時間の目安

葬儀と同じ日に行う場合

  1. 葬儀・告別式
  2. 出棺・火葬(火葬場によって異なりますが、1〜2時間ほど)
  3. (繰り上げ初七日の場合)式場に戻り、還骨法要とあわせて初七日の読経・焼香(30分〜40分ほど)
  4. 精進落とし(会食。1〜2時間ほど)

告別式が午前中に始まる場合、初七日の法要は昼すぎから午後になることが多いです。繰り込み初七日なら、告別式の中で続けて行うため、火葬のあとは精進落としに移ります。

7日目に改めて行う場合

ご自宅、お寺、葬儀会館などに集まり、日中に営むのが一般的です。法要そのものは30分〜1時間ほどで、そのあと会食をすることもあります。

  1. 僧侶の入場
  2. 喪主(施主)のはじめの挨拶
  3. 読経・焼香
  4. 法話
  5. 喪主の終わりの挨拶
  6. 会食(行わない場合は、引き物をお渡しして解散)

喪主の挨拶の例文

長い挨拶は必要ありません。1分ほどで、参列へのお礼と、次のご案内を伝えれば十分です。故人の呼び方(父、母、夫など)とお名前は、ご家庭に合わせて置き換えてください。

繰り上げ初七日のはじめの挨拶

本日はお忙しいところ、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。続きまして、初七日の法要をあわせて営ませていただきます。もうしばらくお時間をいただきますが、どうぞ一緒に父を偲んでいただければ幸いです。

精進落とし(会食)のはじめの挨拶

皆さま、本日は父○○のために長い時間ありがとうございました。おかげさまで、葬儀と初七日の法要を無事に終えることができました。ささやかではございますが、お食事をご用意しました。父の思い出話などをお聞かせいただきながら、ゆっくりお過ごしください。

お開きの挨拶

本日はありがとうございました。まだ気持ちの整理がつかないところもありますが、家族で力を合わせてまいります。今後とも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。お疲れのことと存じますので、どうぞお気をつけてお帰りください。

家族だけで行う場合

改まった挨拶をしなくてもかまいません。「今日は集まってくれてありがとう。お父さんもきっと喜んでいると思う」と、ひと言お礼を伝えるだけで十分です。

なお、挨拶では「重ね重ね」「たびたび」「くれぐれも」のような、不幸が重なることを連想させる言葉は避けるのが一般的です。

参列するときの香典と服装

香典

葬儀と同じ日に行う初七日では、葬儀の香典とは別に包むかどうかは、地域や家の考え方によって分かれます。迷ったときは、親族の年長者に「初七日の分はどうしていますか」と聞くのがいちばん確かです。

7日目に改めて営む法要に招かれた場合は、葬儀で香典をお渡ししていても、別にお包みすることが多いようです。金額は葬儀の香典より控えめにするのが一般的で、故人との関係や会食の有無によって変わります。表書きは「御霊前」とすることが多く、浄土真宗では「御仏前」とします。

服装

葬儀と同じ日なら喪服のままで参列します。7日目に改めて行う場合は、喪服、または黒・紺・グレーなど落ち着いた色の服装が一般的です。ご家族だけで営むときは、事前に施主に確認しておくと安心です。

お布施・お車代の目安

葬儀と同じ日に初七日を行う場合は、初七日のお布施を葬儀のお布施とあわせてお渡しすることが多いです。7日目に改めてお願いする場合は別にお包みし、金額は3万〜5万円ほどといわれることがありますが、地域やお寺によって大きく違います。

ご自宅などに来ていただく場合は「御車代」、僧侶が会食に参加されない場合は「御膳料」を、それぞれ5千円〜1万円ほどお渡しすることが多いようです。いくら包めばよいか分からないときは、お寺に「皆さまはどのくらいお包みされていますか」と尋ねても、失礼にはあたりません。葬儀社に地域の慣習を聞いてみるのもよい方法です。

初七日のころまでに済ませたい手続き

葬儀の準備と並行して、期限の短い役所の手続きが続きます。葬儀社が代わりに出してくれるものもありますが、ご家族が行う主な手続きを一覧にしました。

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期限手続き窓口くわしい解説
7日以内死亡届・火葬許可の申請(多くは葬儀社が代行)市区町村役場死亡届・火葬許可
10日以内(厚生年金)
14日以内(国民年金)
年金の受給停止(マイナンバーが登録されていれば原則不要)年金事務所健康保険・年金の手続き
14日以内国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険の資格喪失、世帯主の変更市区町村役場世帯主の変更など
できるだけ早く電気・ガス・水道、携帯電話などの名義変更・解約各会社公共料金の名義変更
できるだけ早く雇用保険受給資格者証の返還(失業給付を受けていた場合)ハローワーク雇用保険の手続き

四十九日のころからは、遺言書があるかの確認、戸籍集め、財産の調査など、相続そのものの手続きが本格的に始まります。借金が多いなどの理由で相続放棄を考える場合は、原則として、亡くなって自分が相続人になったことを知った時から3か月以内に、家庭裁判所への申述が必要です。四十九日法要の準備については四十九日法要の流れをご覧ください。

ご葬儀のあとの相続手続き、無料でご相談いただけます

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よくある質問

Q. 初七日は必ず行わないといけませんか?

法律で決まっているものではありません。ご家族のお気持ちと菩提寺の考えで決めてよいものです。最近は、葬儀の日にまとめて営むご家庭や、家族だけで静かに手を合わせるご家庭も増えています。

Q. 7日目に仕事で集まれません。日をずらしてもいいですか?

ずらすこと自体は珍しくありません。後ろにずらすより、7日目より前の週末などに前倒しするのが一般的とされています。お寺の都合もありますので、早めに相談してみてください。

Q. 繰り込み初七日と繰り上げ初七日、どちらがよいですか?

参列する方にご高齢の方が多い場合や、全体の時間を短くしたい場合は繰り込み初七日、火葬のあとに営む本来の形に近づけたい場合は繰り上げ初七日、と考えると選びやすいと思います。お寺によって考え方が違いますので、葬儀社を通じて確認しておきましょう。

Q. 香典返しは初七日のときに渡すのですか?

葬儀の日にその場でお渡しする「当日返し」が増えています。当日返しをしなかった場合は、四十九日の忌明けのあとに、挨拶状を添えてお送りするのが一般的です。

Q. 初七日が終わったら、何から手続きを始めればいいですか?

まずは上の表にある期限の短い役所の手続きを済ませ、そのあと、遺言書があるかどうか、相続人は誰か、どんな財産があるかを確認していきます。何から手をつければよいか分からないときは、遠慮なく無料相談をご利用ください。手続き全体の流れは相続手続きサポートでもご紹介しています。

Q. 葬儀や納骨のことも相談できますか?

当センターは相続手続きと遺言を専門にしており、ご葬儀の段取りそのものは葬儀社へのご相談をおすすめしています。ご自身の葬儀や納骨、亡くなった後の片付けを生前のうちに任せておきたい方には、死後事務委任のサポートもご用意しています。

このページを監修した専門家

横浜青葉相続遺言相談センターは、櫻井高貴行政書士事務所が運営する相続専門の事務所です。代表の櫻井高貴は、行政書士・1級FP・宅地建物取引士の資格を持ち、地域ケアプラザなどで終活・相続の勉強会の講師も務めています(代表挨拶)。ご葬儀のあとの役所の手続きから、戸籍の収集、銀行の解約、遺産分割協議書の作成まで、定額料金でまとめてお手伝いしています(相続手続きの料金)。

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関連ページ:訃報や葬儀の連絡/通夜・告別式・葬儀の手配/四十九日法要の流れ/毎月の無料相談会

本ページの内容は2026年11月2日時点の一般的な情報です。法要のしきたりは地域・宗派・お寺によって異なりますので、詳しくは菩提寺や葬儀社にご確認ください。

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